駒形こどもの森

教育・保育の形態

室内や園庭における子どもの活動

園生活の基礎となる子どもの活動です。保育者は、子どもの遊びや子どもの群がより発展的に展開するよう環境を構成し、遊びを見つけられない子ども、子ども同士の関係がうまくとれない子ども、先生をも含めて大人との関係がうまくとれない子ども、等を援助します。

室内は「遊びの空間」、「食事の空間」、「着替えの空間」、「排泄の空間」、「眠りの空間」に大別されています。〈遊びたいから遊ぶ〉〈お腹がすいたから食べる〉〈眠いから寝る〉という子どもの生活の流れ(年齢が低い程、大人の都合ではなく子ども一人ひとりの欲求や思い)にできるだけ寄り添い援助します。従来のように保育者が主導し、それに従えない子はいけない子、という発想は当園にはありません。その子の思いを受け止め、寄り添ってあげます。そして、少しずつ人としてあるべき姿に育つよう働きかけます。遊びの主役は子どもたちです。

このような教育・保育形態は「子どものわがままになるのでは?」「学校へ行ってから集団生活ができないのでは?」といった不安をもたらすかもしれません。しかし、子どもの社会性は日々の生活の場が、時間的・空間的・内容的にも一人ひとりの満足感、充実感が保障されていることを前提として育ちます。子どもが保育者や保護者の判断を自分自身の判断に転換し、道徳性や倫理性として身につけるためには、素直に聞く態度・聞き分ける態度の育成が第一であり、その前提となるのが満ち足りた思いや、やる気満々の意欲などの保障です。自分を受け入れられて、のびのびと楽しく暮らしているからこそ、素直な態度・聞き分ける気持ちが子どもの内側から自然に湧き起こります。強い言葉や態度はその場限りのもので、身に付くものではありません。

保育者が設定した活動
初めてのおもちゃの導入や、製作、描画、散歩など、子どもの興味を引き立て、知らなかったことに出会い、経験や知識を深めるためには、保育者があらかじめ設定した教育・保育も必要です。保育者は自らがモデルとなり、子どもを活動に導きます。

戸外活動

散歩や遠足、神社の杜や水沢公園での活動など、園庭以外の戸外活動を指します。豊かな自然の中で遊んだ経験が豊かな文化を生み出す源ともなります。

駒形流の子どもの文化活動

祝祭日や父の日・母の日・誕生日などの記念日のほかに、春・夏・秋の例大祭の参拝、年長児の稚児行列・子どもみこし、夏越の大祓い、文墨祭、秋の運動会、七五三詣り、造形展、Zホールでのおゆうぎ会、新年の神社参拝、創立記念日などを日常生活の中に取り入れます。駒形神社を母体として創設された駒形こどもの杜ならではの伝統文化との、出会いの場でもあります。

園生活を維持するための活動

道徳性の育ち、こども園の約束ごと、手伝い、身辺自立、基本的生活習慣の確立などを指します。とくに社会性を養うという観点から、「道徳性」の育ちは「善悪の判断」「ルールを守る」を中心にあらゆる機会を設けます。
また、人のために何かをする、仕事を分担する、役割を分担するなど、社会生活を営む上で欠くことのできない「協調性」も日常の活動にできる限り盛り込みます。
こうした道徳性と協調性が育つためには、一人ひとりの子どもの「自立」が不可欠です。身のまわりのことが自分でできることと、自分の思いを言葉で人に伝えることができること、そして相手との関係において位置づけられる自分の役割にふさわしい行動がとれること、この三点が集約されるこども時代の自立は、具体的な日常生活において無理のないよう段々に養っていかなければなりません。「世間とうまく折り合いをつけてやっていく術を身につける」といえば解りやすいかもしれません。「私は私、でも私はみんなの中の私」ということを体験を通して理解出来るようにします。

行 事

種山高原、見分森での自然体験、青空の下、土の感触を喜びとして親子で楽しむ運動会、Zホールでのおゆうぎ会なども、子どもの育ちの節目として重要な意味を持ちます。また、保護者の喜びとしても大切にします。異年齢や同年齢で繰り広げる楽しくゆかいなおゆうぎやオペレッタや合唱は、子どもたちの成長が保護者の喜びとして実感出来るものとして大変感動を呼んでいます。

生 活

異年齢児だけでなく、どの年齢でも子どもたちの生活の自立に向けての援助は重要なテーマとなります。子どもの自立は、強制するものではなく、信頼する保育者の姿を生活者のモデルとして見た子どもたちの生活する意欲から生まれるものです。

食事について
0~5歳児クラスでは、年齢差・個人差による食事時間や量の差を認め配慮します。また、こども園での好き嫌いの矯正は、保護者が強く求めるところですが、食べてみよう、食べたいと思う気持ちが育たない限り本当の意味合いで好き嫌いは直りません。子ども同士のかかわり、保育者・調理する者との関わりの中から食べてみよう、食べたいという気持ちを育てます。躾は、食事を誰もが楽しく食べることができることが大事なテーマになります。食事時間内に躾を学ぶことも大事なことは言うまでもありませんが、園生活全体の良き環境の中で身につけることも大切なことです。

お昼ごはん

お昼ごはんは、保護者の方にとって最も見えやすい教育・保育内容といえます。子どもの食文化は、色々な角度から考えることができますが、駒形こどもの杜では子どもの健康と発達を基礎に、季節の移ろいや地域の食材を反映させるお昼ごはんを提供したいと考えています。みんなで食べることが楽しいということから食育が始まります。

こども園の中で作っています

調理の匂いが子どもたちの食欲を増進し、食に対する興味を喚起します。それと同時に見ることもとても重要です。誰が誰のために心を込めて調理するのか、給食に込められた思いは、必ず子どもたちに伝わるものと思います。子どもたちと調理する者のつながりを大切に考え、園内で給食を作っています。また、出来るだけ地元産や岩手県産品を使用しています。温かい物は温かいうちに、冷たい物は冷たいうちに提供するためにも、園内で作ることは最低不可欠のことと考えます。

味の多様性

味覚も子どもの感性を育てる大切な五感のひとつです。コンビニエンスストアやファミリーレストラン、レトルト食品、インスタント食品、ファーストフード・・・。味の均一化は子どもの成長や個性を平均化しています。素材と味にこだわりを持つことも大切にしています。

一人ひとりのお昼ごはん

課題別保育を生活のベースにしており、「食べる・寝る・遊ぶ」の三つの空間が分離しています。同じ場所を使うと子どもの活動が一斉型になり、それぞれの子どもの生活リズムや意欲を阻害することになります。保育者の促しにより、遊びの場から食卓につく子どもたち。自分たちでおかずを食べられる分量ずつ分け合ったり、全員の配食がすんだテーブルごとにいただきますをします。ごちそうさまは食べ終わった人から行ないます。

主食(ごはん)、おかず、おやつについて

お昼ごはんについて

○月曜日~金曜日は0~2歳児完全給食、3~5歳児は白いごはんのみ持参します。(おかずが出ます) ○土曜日は、0~2歳児完全給食、3~5歳児は手づくり弁当です。

おやつについて

○たんたん組(0歳児)、たまご組(1歳児)  
 午前10時頃と午後3時頃の 回がおやつの時間です。  
 但し 込めるようになる年度後半には午前のおやつはなくなります。
○ひよこ組(2歳児)、うさぎグループ(3歳児)、ぱんだグループ(4歳児)、ぞうグループ(5歳児)  
 午後3時頃おやつの時間です。

子ども赤十字
「困っている人々を見たら、何とかしてあげたい」という子どもたち。誰もが持っている優しい心を引き出し、日常生活の中の具体的な行動を通して、子どもたち一人ひとりが人としてあるべき姿に目覚めていくことを目的とする子ども赤十字に加入しています。家庭では体験できない園での多様な人間関係をもとにして、共同募金などを体験します。

こんな子どもたちでいっぱいの園をめざしたい
まわりの大人たちから愛されていることを知っているので、安心して人と関わることができ、そのことに喜びを感じることができる子どもたち
土、水、太陽、風、雨、雪、木、花、虫、小動物などといきいきと遊ぶ子どもたち
自分の気持ちを素直に表現し、友だちと一緒に喜んだり悲しんだりできる子どもたち
自然、芸術、文化、日常の暮らしなどの中で美しさを感じて、自分らしく表現することができる子どもたち
自己充実や成就の喜びを持ち、困難にあってもそれを乗り越え、将来に希望と意欲をもって生きていける子どもたち